本当は次のXX学園シリーズは家康様になるはずだったんです。
人物設定やキャラ設定とか章立て、言うセリフなど決まってます。
ついでに主題歌があって、
福山雅治の初期の名曲「Message」で、
エンディングは木村カエラの「Butterfly」。

……が、肝心の家康様とヒロインの動きが異様に鈍い。

私は「恋乱」をやっていて、
あのなかの家康様はすごくまっとうなカッコいい男の子、
だと思ってるんですね。
顔が可愛いからごまかされがちだけど、骨っぽい。

だから王道キュンLOVEシナにするつもりなんですね。

……が、難しい。

幸村ｘヒロインは成長物語で紆余曲折あるんですけど、
（だから書きやすい部分もある）
家康とヒロインにはハッピーを積み重ねていって、
ゴールしてもらおうと思って。
シリーズの最後で結婚式が透けて見えるような終わり方にしたい。
でもそれって、すんごい私にとっては難しい分野で。

書き方としては歌のPVみたいな、クリップっぽく書くのですが、
いかんせん、キャラとして、動かしづらいんですよ、家康様。
腰が重い動いてくれない主人公とヒロイン。

もうちょっと私にお勉強が必要なようです……

しょっぱなから言い訳だ(￣０￣;

「不浄の女神」

正直、投下しようかどうか、すごくすごく迷いました。
すごくすごく悩みました。
自己満足なんだから、自分で書いて保存でも良かったし。
別にいいじゃん、二次創作なんだから、
そこまで現実書かなくても、とか思って、すごくすごく考えました。
書きながら。

幸村が普通の女の子にふらーっとしちゃうのは、
ある意味、構成上、予定通りで。
多分、思春期の男子は、自分の世界以外の大きな壁にぶち当たった時、
最初は逃げるんだよね。
逃げるっていうか避けるっていうか、プレッシャーに負けるというか。
でもそこを跳ね返していかないと、成長はないんだよなー。

ついでに一度は大事なものを失くさないとわからないんですよ～。
サザンの名曲「逢いたくなった時に君はここにいない」。
あれです、あれ。
“寄り添えば　なにも言わず　分かり合えてたはずを
　君だけが　抱き合うたび　だめになるのを気づいてた”

一方、ヒロイン。
ずるい、とゆーか、ひどいよね。結果だけ見ると。
でもねー、女の子が生身の女になるために、
罪悪感をともなった恋、っていうのは、私は必要なスパイスだと思う。
きれいで正しいだけじゃ、生きていけないと思うから。
作者として、
良い・悪い、じゃなくて、理屈とか道徳とか超えて、
一瞬に賭ける姿を書きたかった、というのもあります。
でも刹那の恋は、兼続だけじゃなくて、彼女も一生背負うんです。

決して、ただ淋しさを埋めたいから、
兼続に一緒にいて欲しかったわけじゃない。
普段は幸村しか見てないし、考えてないから、
自分の兼続への気持ちっていうのを知らなかっただけ、だと思います。
ブレーキがはずれちゃって、暴走しちゃったんです。
だけど、私、こういうの責められないんだよね。
確かに反則行為には間違いないんだけど、
人間はそんなに強くないと思うし、清廉潔白でもない。

直江兼続。
すんごいいい男だと思います。大人だしね。
いやー、私がヒロインだったら、絶対迷わず兼続を選ぶ（笑）
兼続が理性を総動員している間、私の理性も総動員でした(爆)
一瞬のために一生、責任取れるのか。
普通、取れないし、取らないと思う。
でもそのたった一度を受け入れることはできるんだと思うんだ。

まー、ずいぶん、うだうだうだうだうだうだしてましたけどね。
作者としては「いい加減に覚悟決めろ!　」ですが。

たった一度なんだけど、それは多分、永遠です。
その一度のために、
兼続もヒロインも、永遠の恋、を手に入れることができる。
一生、心のどこかで、相手が幸せであるように祈ることができる。
相手のために直接何かをできなくても、
祈るように愛することができるんです。
そういうのって、そうそうないと思うし、幸せなことだと思うんだけど。

お助けBGMは
「永遠」KAN(つるの剛士ver)
「愛し君へ」森山直太朗(つるの剛士ver)
「最愛」KOH+(福山雅治、セルフカバーver)
「逢いたくなった時に君はここにいない」(southen all stars)
「Love Affeir　～秘密のデート」(southen all stars)
などなど。